便秘になりやすい妊娠中こそ乳酸菌を摂取して腸活しよう

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便秘のしくみ

妊婦さんに限った話ではないのですが、便秘は「程よい硬さの便が定期的に出る」ことが難しくなる状態で、その仕組みは同じです。ただ、妊婦さんはその状態に陥りやすいのですね。

便は大腸で作られるのですが、小腸を通過した便のもとはドロドロの状態ですが、24~72時間をかけて大腸を通過し、その過程で水分が吸収され程よい硬さになります。

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(大正製薬HPより)

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通過と言っても自発的に便が動くのではなく、大腸のぜん動運動という伸び縮みを繰り返す動きにより徐々に送り出されますが、ぜん動運動の働きがおかしくなると便が渋滞し便秘になります。

便秘にもタイプがあり、あまり体を動かさない人がなりやすいぜん動運動機能が低下する「弛緩性便秘」と逆にストレスが多い人がなりやすいぜん動運動が強すぎる「けいれん性便秘」、そして排便を我慢したりトイレに行く時間のない人がなりやすい「直腸性便秘」というように、便秘にならないためにはぜん動運動と定期的な排便がキーとなることがわかりますね。

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(大正製薬HPより)

ぜん動運動は胃に食物が入ると反射的に起こり直腸まで便が運ばれますが、直腸に便がくると反射的に脳より排便しろという命令が下り便意が発生するので、便秘の人はこのセンサーも鈍くなってしまっています。

 

  • 妊婦さんが便秘になりやすいわけ

妊娠するとプロゲステロンというホルモンが分泌されるのですが、このホルモンは腸のぜん動運動を弱めてしまいます。また大きくなった子宮によって腸が圧迫されたり、妊娠というストレスなど便秘になる条件が重なっているので、便秘になるのは仕方がない状況とも言えます。

また、つわりなどで食欲や動こうとする気力が低下するとさらに悪循環に陥ります。したがって、「3食食べる→運動する→排便へ行く」というサイクルが乱れないようにする努力も必要です。

自律神経を整えることも効果的です。自律神経についてはこちらをどうぞ↓

妊婦さんにおすすめな便秘にならないための腸内環境と生活習慣

ただ、それがなかなかうまくできず便秘になるわけで、少しでも改善する、しかも簡単な方法が望まれます。それには簡単なエクササイズや、乳酸菌を取り入れた食生活、生活習慣の見直しがよいのですが、ちょっと長くなったので次回にします。

妊婦さんにおすすめな便秘にならないための腸内環境と生活習慣へつづく


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