葉酸のタイプは2種類ある

葉酸と言っても2つのタイプがある

厚生労働省は妊娠期の女性に対して1日400ugの葉酸を摂取するよう推奨しています。なぜ必要かについては「妊婦さんに葉酸はなぜ必要なのか」で紹介しましたが、これは科学的な根拠があってのことであり、研究者が実験結果に基づいて出した数値です。

実験に用いられる葉酸は、いわゆる実験試薬で純度が99.9%の「モノグルタミン酸型」が用いられているといいます。一方、ブロッコリーやモロヘイヤなどの食材に含まれる葉酸は「ポリグルタミン酸型」と言い、タンパク質などが結合した複合体の形で存在していています。

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葉酸

葉酸を多く含む食品

葉酸を毎日の食事から摂るには

葉酸は毎日の食生活から摂取することが理想ですが、これが結構大変そうなんですね。料理で熱が加わると葉酸は壊れてしまうし、ゆでた場合は水の中に溶け出してしまったり。

前回、妊娠期(特に初期)の葉酸の重要性について書きましたが、妊娠中の方は、ぜひこちらをご覧ください。特にこれから妊娠を計画中の方は知っておいた方がいいと思います↓

妊婦さんに葉酸はなぜ必要なのか

サプリメントで摂取する方が手っ取り早く確実な気もします。

ちなみにエリンギ100gはこのくらいです。

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葉酸

妊婦さんに葉酸はなぜ必要なのか

葉酸とはどんなものか

妊婦さんに限らず葉酸は必須のビタミンとして知られていて、ビタミンM、ビタミンB9、プテロイルグルタミン酸を葉酸と言います。

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「葉酸(folic acid)の構造式グルタミン酸(左)にパラアミノ安息香酸(右)が結合した構造」

 

葉酸は体内でテトラヒドロ葉酸となり、主にアミノ酸や核酸の合成を仲介します。したがって、DNA合成が活発に行われる血球分裂などは直接影響を受けるので赤血球障害や悪性貧血に陥ります。

また、アミノ酸合成にも重要であり、体内でテトラヒドロ葉酸となった形でグリシンの代謝、ホモシステインからメチオニン生成、ヒスチジンからグルタミン酸への代謝を担っています。


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